コスモ石油株式会社堺製油所
第2水素製造装置建設工事
プロジェクトデータ
- 顧客名
- コスモ石油株式会社
- 所在地
- 大阪府堺市
- 工事名
- 第2水素製造装置建設工事
製油所高度化計画(重質油分解装置群)の国内最大級の一翼をになう水素製造装置
コスモ石油株式会社は競争力の一層の向上と重油需要減退を中心とした国内石油需要の構造変化に対応するため、堺製油所の第1期高度化計画として重質油分解装置群を建設しました。その中の重要な設備の一つである水素製造装置の設計・施工を当社で担当しました。
当社の受注範囲は、土建工事を含む設計、調達、工事(EPC)及び試運転です。 2007年5月より設計を開始し2009年12月には全ての工事と試運転の準備を終了させ、翌年の2010年1月より試運転を開始、4月より商業運転開始。スタートから引渡しまで約3年という長丁場のプロジェクトです。
この水素設備は、当社が技術導入しているCB&I 社(旧Howe-Baker社)のボックス・リフォーマーとUOP社のH2-PSAを組み合わせた構成となっており、既存の製油所にある設備に比べ脱炭酸設備や反応器数が少なく、かつ、省エネ・低コストで運転維持管理もし易いという特徴を持っています。また、排ガス中のNOxも10ppmまで低減する設計となっており環境にもやさしい設備です。
当時、中国のオリンピックや海外・国内の大型プロジェクトラッシュのため機器メーカーや工事協力会社が多忙を極めており、Ni関連の材料高騰の影響などを含めて厳しい環境の中でプロジェクトを遂行しなければなりませんでした。
プラント建設状況(エリア内状況およびリフォーマーの建て方)
1.大型機器が韓国から海上経由で運び込まれ専用桟橋で受け入れ。
海上輸送
2.岸壁から設置場所までは自在に旋回できる大型特殊車両を使用。
大型特殊車両の陸上移動
3.工事現場では大型クレーンを使いエリア分けをして効率よく安全に遂行。
工事風景(全景)
4.水素を作り出すメイン設備である
リフォーマー組立、内部温度は約1000℃となる。プロジェクト無事完了(協力会社のみなさん)
設計から引渡まで約3年間に延べ約120,000人のさまざまな職種の方々の力を結集し、無事完成する事が出来ました。
協力会社のみなさんと
プラント全景(夜景)