株式会社ハイドロエッジ向け
水素発生装置建設工事

株式会社ハイドロエッジは、岩谷産業株式会社と関西電力グループである堺ＬＮＧ株式会社とのジョイントベンチャーとして２００５年４月に設立されました。隣接する堺ＬＮＧ株式会社の冷熱を有効利用した空気分離設備と液体水素製造設備が併設され、液体酸素、液体窒素、液体アルゴンそして液体水素を生産しています。

当社は、ハイドロエッジ設立の計画段階から協力し、2004年の実施段階で建設工事を受注しました。当社が納入した設備は、液体水素製造設備の原料となる水素ガスの製造装置で、原料供給、リフォーマー、廃熱回収及び水素精製の各セクションから構成されています。心臓部であるリフォーマーセクションは、当社が多くの実績を持つCB＆I　ハウベーカー社のスチームリフォーミング法を採用しております。　また、水素精製設備には岩谷産業株式会社が提携をしているクエストエアー社製ＰＳＡを採用いたしました。本ＰＳＡは自動弁による切替方式ではなくロータリバルブと称される分配器でガスの切替を行っており、従来の設備に比べて非常にコンパクトな設備となっております。