コスモ石油株式会社四日市製油所
ミックスキシレン蒸留装置新設工事
プロジェクトデータ
- 顧客名
- コスモ石油株式会社
- 所在地
- 三重県四日市市
- 工事名
- ミックスキシレン蒸留装置新設工事
- 完成時期
- 2011年11月
需要の高まりを見せるミックスキシレン
コスモ石油株式会社四日市製油所は三重県四日市市に位置しており、中部地方をはじめ西日本各地への供給拠点となっている石油精製工場です。
近年、ポリエステル繊維やペットボトルの原料に使用されるミックスキシレンの需要が中国をはじめアジア地域で高まっています。今回のプロジェクトではコスモ石油株式会社の新たな事業を展開する拠点として四日市製油所内にミックスキシレン蒸留装置を建設しました。本ミックスキシレン蒸留装置は重質改質ナフサを原料とし、16,500BPD、ミックスキシレン生産量30万トン/年の処理能力を有しています。
蒸留塔の搬入、据付
本ミックスキシレン蒸留装置は建設場所が狭く、また、周囲を稼働中の装置に囲まれているため、トルエン塔、キシレン塔(直径:3,500mm、高さ60,000mm)は一体物で搬入できず、上下2分割で搬入し据付をおこないました。現地で溶接接続を行うなど施工上難しい問題もありましたが、十分な事前検討や各施工会社の協力を得て、計画通りに完了させることができました。
無事故、無災害での完工
本プロジェクトは2009年11月KOM実施、2010年10月本体工事開始、2011年11月工事完了と厳しい工程ではありましたが、発注者、元請の垣根を越えた協力体制の下、契約工期に遅れることなく、延べ52万時間超の無事故、無災害記録を達成し、工事を完遂することができました。