VOC処理(VRUシリーズ)
VOC処理装置VRUシリーズは、VOC(Volatile Organic Compounds:揮発性有機化合物)を回収し、溶剤として再利用できます。
- 大気に放出された排出ガス中の揮発性有機物質を、液化回収します。
- PRTR法や大気汚染防止法を遵守し、高価な溶剤を回収し再利用することが出来ます。
- 国内外で多数の建設実績があります。
- 排ガスの臭いもカットされます。
特長 |
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効果 |
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主な用途 |
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仕様 |
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プロセス・方式 |
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燃焼処理している場合と比較すると、燃焼処理には燃料代がかかりますが、
当社システムでは、回収した液を再利用することにより、導入直後からコストメリットが発生します。
当社は、濃度・風量により異なるシステムを提案しています。
【CAD-VRU1】
シリカゲルやゼオライト等の吸着剤を用いて、ガソリンを回収する装置
特徴 | ・高い安全性 ・シンプルな装置 ・防爆化仕様可 ・省設置スペース ・吸着剤pH長寿命 ・触媒作用なし ・容易な運転とメンテナンス ・ケトン類の除去・回収可 |
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効果 |
高効率のガソリン回収 |
用途・適用 | 石油基地・油槽所 |
仕様 | ガソリン回収 |
プロセス・方式 |
吸着式 |
【CAD-VRU2】
シリカゲルやゼオライト等の吸着剤を用いて、VOCを除去・回収する装置
特徴 | ・高い安全性 ・シンプルな装置 ・防爆化仕様可 ・省設置スペース ・吸着剤pH長寿命 ・触媒作用なし ・容易な運転とメンテナンス ・ケトン類の除去・回収可 |
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効果 | 高効率のVOC除去・回収 |
用途・適用 | 化学 塗装 印刷 電子 医療品工場 自動車・重電の塗装ライン 石油基地・油槽所 |
仕様 | VOC除去 回収 |
プロセス・方式 |
吸着式 |
【CAD-VRU LL】
米国CMI Environment America社よりライセンス導入
VOC含有排ガスからVOCを吸着分離し、溶剤として回収
・中低濃度の小風量から大風量のVOC含有排ガスの処理に最適です。
・回収溶剤は再使用が可能です。
・固有の省エネシステムの導入によりスチーム使用量を40%削減可能です。
特徴 | ・高い安全性 ・シンプルな装置 ・省設置スペース ・低ランニングコスト ・低圧損、長寿命の粒状活性炭使用(交換頻度5年程度) ・容易な運転とメンテナンス ・豊富な実績により多様なVOC含有排ガスに対応 |
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仕様 | ・吸着剤はメソ細孔主体構造の粒状活性炭 ・スチーム再生TSA(熱スイング吸着方式) ・溶剤回収部は溶剤性状によりデカンター分離、エアストリッピング、又は蒸留分離で構成 ・溶剤回収率:95%以上 ・標準入口VOC濃度:~10,000 ppm |
バリエーション | ・窒素再生TSA ・スチームエジェクター/減圧蒸発による省エネシステム (スチーム使用量40%削減) ・大規模システム(独立槽型) 最大4,500~1,500,000 Nm3/h(1吸着槽あたり40,000~50,000 Nm3/h) ・中規模ユニット(複槽一体型): 3,000~60,000 Nm3/h ・小規模ユニット(スキッドマウント型): 150~4,500 Nm3/h ・排水中のBTX除去・回収にも応用可能 |
用途・適用 |
塗料、印刷・インキ、接着剤、工業用洗浄剤、化学製品、ゴム製品、クリーニング等の取り扱い事業所から排出されるVOCの除去・回収
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CMI Environment America、Inc.
(2525 Cabot Drive Suite205 Lisle, IL USA)
フランスの大手活性炭メーカCECA社(現在はARKEMAグループ)の流れをくむ、米国の少数精鋭のエンジニアリング会社。2017年よりCMI Groupの一員となった。活性炭やゼオライトによる気相及び液相におけるVOC(溶剤)吸着・回収システムに特化しており、前身のCECA時代を含め80年にわたり1,000基以上の納入実績があり、多くのノウハウを所有。